セミナー報告

2016.05.15

2016年5月14日〜15日 開催
Disc-FX workshopin Bangkok Report

 
例年、参加された先生方からの高い評価を頂いております「Disc-FXワークショップ」が開催されましたのでその模様をご報告します。

今回は、Disc-FXの指導経験が豊富な脊椎内視鏡分野では世界的に著名な【S.Hellinger 先生(Isar Medizin Zentrum, Munich)】を講師に迎え、2016年5月14日から2日間に渡りタイ・バンコクにて開催されました。

1日目は午後1時よりの開催ということで、日本から向かわれた先生には飛行機の関係で前日または午前中に到着された方が多くおられました。そのため午前中にタイの寺院などの観光を楽しまれた先生もいらっしゃいました。

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講義はバンコク市内のPaolo Hospital 11階レクチャールームにて行われ、世界各国から21名、うち日本からは7名の先生が参加され、手技が開発されて10年目となったDisc-FXの基本的概念、特徴、成功のポイントなど映像も使用したS.Hellinger先生の講義の後、Paolo Hospitalの先生方を交えたケースディスカッションも行われました。

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「普段聞くことがない他科の先生の考え方や、手技の特徴や適応について聞くことができ、大変有意義な時間を過ごせた」との声が聞かれました。

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夕方には会食が催され、美味しいタイ料理を囲んでの交流に、先生方の会話も弾み、盛んに意見交換されておられました。
夜は自由行動となりましたが、同じ観光地で一緒に行動するなど、それぞれにバンコクの夜を(安全に)楽しんだそうです。

2日目は場所を移し、王立Chulalongkorn Memorial Hospitalのキャダバートレーニングセンターにて同じくS.Hellinger先生の解剖講義を約40分受講した後、キャダバーを使用した実技の講習に移りました。

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講習はまずHellinger先生のデモンストレーションと解説から入り、その後2グループに分かれて一人ずつDisc-FXの手順をトレースする形で進みました。Disc-FXを行う上で重要なニードルプレイスメントを重点的に練習されている先生が多かったのが印象的でした。

実習は午後1時までに終了し、昼食を頂いた後解散となりました。どの先生もとても満足されている様子で、「献体の状態の良さもあり、リアルでわかりやすい練習ができた」との感想も頂戴することができました。

加の皆様のご協力を頂き、今回のワークショップも大盛況の内に終了することができました。国内でなかなか機会のないキャダバーを用いたワークショップ、ぜひ次回も先生方のお役に立つ舞台にしたいと考えております。

参加頂きました先生方、誠にありがとうございました!

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