滅菌について

製造メーカーとして、ガス滅菌および、オートクレーブ滅菌を推奨しています。
「医療現場における滅菌保証のガイドライン」を参照下さい。
※【日本医療機器学会Webサイト】 のガイドラインダウンロードよりご確認いただけます。
オートクレーブの滅菌条件は【医療現場における滅菌保証のガイドライン 2015(P66)】 に従い121℃ / 15分以上の設定で行ってください。
滅菌できる製品
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グラスパー【DFX-G】
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バイポーラフォーセップ【Jシリーズ】
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インスツルメントシリーズ
のみです。その他の製品は滅菌済み単回使用製品です。ご注意下さい。
滅菌剤 |
蒸気滅菌に使用する滅菌剤は、水を加熱して得られる蒸気であり、水や発生設備や移送配管などの影響により、さまざまな不純物が混入する可能性があります。滅菌物表面の汚れや腐食、滅菌不良の原因となる場合がありますので、十分にご注意ください。 |
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蒸気滅菌曝露条件 |
ISO高圧蒸気滅菌条件に基づく滅菌温度保持時間でご使用ください。 最大許容回数は、使用環境、管理保管状況により異なります。滅菌後の目視確認と使用前の通電確認を行い、異常があれば速やかに使用を中止してください。 |
蒸気乾き度(Steam Dryness Fraction) |
乾き度の低い蒸気で滅菌チャンバー内へ導入されると、器材表面に水膜を作り、滅菌物の温度上昇を妨げ、滅菌不良の要因となる可能性があります。また滅菌物の凹部に水滴を作りやすく、乾燥不良による通電不良などの原因になります。 金属鋼製類に対して、乾き度95%以上の蒸気供給をお願いします。また、滅菌時内缶に導入される蒸気は、飽和蒸気を推奨します。 |
蒸気中の不純物 |
電極を含む再使用可能器材は、金属により電機導通を行っており、蒸気中の塩素や鉄分により腐食を起こす可能性があります。ISO/TS17665-2を基に、滅菌蒸気管理をお願いします |
洗浄度と乾燥の確認 |
洗浄により十分に汚染物が除去されていないと、蒸気が十分に到達せず、滅菌不良になる可能性があります。また洗浄後に長時間放置すると菌の繁殖の危険性があるため、洗浄後は速やかに乾燥し、滅菌を行ってください。 また、表面に水分が残っていると、十分に蒸気の浸透や温度上昇が行えない恐れがありますので、滅菌前に十分に乾燥していることをご確認ください。 |
【注 意】 |
蒸気曝露により、温度、圧力等の物理的変化は、滅菌物質の劣化や脆弱化などの変化を蓄積します。また、異種材料の組み合わせでは熱膨張などの違いによる損傷を起こす可能性もあります。丁寧に取り扱っていただくことはもちろん、滅菌後に必ず目視確認と使用前通電を行っていただき、異常が見られたら速やかに使用を中止してください。 |
形状特性 |
再使用医療機器には、さまざまな形状があります。形状に適したラックの選択、積載形態を考慮してください。 |