モノポーラ電極、バイポーラ電極の洗浄について

蒸気クリーニング(術中洗浄)

サージマックスでのみ可能な術中洗浄です。  
電極先端への炭化組織や固形物の付着は、生理食塩水を浸したガーゼで電極を包み、出力を行うことで付着蛋白質が熱変性を行い遊離しやすくなります。  
また、出力しながら拭い取ることで、電極へ損傷を与えずに組織片の剥離が容易に行えます。  
  

【方法】

  1. 生理食塩水を含ませたガーゼを折りたたんだ状態で、電極を軽く挟みます。
  2. ガーゼで挟みながら通電させて、組織を拭います。(※どのモードでも通電できます)

【注意】

  • 蒸気クリーニングを行う際は、絶縁のために必ずゴム手袋を着用してください。
  • 通電時間が長いと電極が熱を持ちますので、熱傷にご注意ください。
  • モノポーラ電極をクリーニングする際には、対極板を設置した状態で行ってください。

インスツルメントの洗浄について

当該製品の洗浄方法の流れは以下のとおりです。

製品使用直後 冷水に浸してください。乾かないようにすること。
分解できる製品は分解してください。
前洗浄 目視できる汚れをブラシや洗浄ノズルで取り除いてください。
本洗浄 手洗い洗浄の場合

適切な洗浄剤を使用し洗浄します。

必要に応じて超音波洗浄機を使用してください。

洗浄後、流水で十分にすすいでください。

自動洗浄機の場合

メーカーの取扱説明書に沿って適切に洗浄してください。

消毒 消毒剤を製品の隅々まで浸透させてください。
製品に付着している洗浄剤・消毒剤は落ちるまで流水で十分にすすいでください。
乾燥 リントフリー(清潔で糸屑がつかない)の使い捨ての布で水気を拭き取りします。
空洞部に無菌で油分を含まない圧縮空気を吹きつけてください。
保守・点検・評価 製品に異常がないか点検してください。
分解した製品は組み立てを行い、正常かどうするか点検してください。
滅菌 オートクレーブ滅菌を行ってください。
保管 乾燥した清潔で無塵の環境で適度な温度で保管してください。

洗浄方法の詳細については、製品の付属している説明書をご覧ください。